第1章・ことじの生い立ち

第1章・ことじの生い立ち

『私が持たんきゃぁ誰が持つでぇー!』 少女ことじは切断への恐怖心とあまりの激痛でバタついている母の足をガッシリと押さえ 持ちじっと耐えた。ことじの母は足先に出来た傷の炎症から壊疽が進み、ついには足の下部 の切断を余儀なく…